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日本民間故事中日雙語

傳說1.57W

中國民間流傳了很多傳說故事,其他國家民間也有不少傳說故事,比如日本。下面本站小編為大家整理了日本民間故事,歡迎大家閱讀。

日本民間故事中日雙語

日本民間故事一:山羊與獅子

ある日、ヤギが夕立にあって、ずぶぬれになってしまいました。ライオンが窓から、ずぶぬれのヤギを見て「私の家で、雨やどりをしたまえ」と、聲をかけました。ヤギは感謝して、ライオンの家へ入りました。

某日,山羊遇到驟雨,全身都溼透了。獅子從自家窗戶見到了被淋溼的山羊,向她招呼道“到我家避避雨吧”。山羊十分感謝獅子,進了他的家門。

ライオンは「ヤギ君、そこへお座りよ。雨やどりの間、ギターをひいてあげよう」と、ギターの伴奏にあわせて、歌いだしました。

獅子說:“山羊君,請坐到這張椅子上吧。趁你在我這兒避雨的功夫,我給你彈吉他吧”,獅子合著吉他的伴奏唱了起來。

♪ 雨の降る日は 家にいて おいしい肉のおいでを待つのさ……

♪ 下雨的日子,來到了我家,美味的肉自己送上門啦......

ヤギは、「おいしい肉」が何なのかわかって、ビックリしましたが、落ちついて言いました。

「ライオンさん、とてもお上手ですね。私にもちょっと、ギターをひかせてくれませんか」

ライオンは上きげんで、ヤギにギターを渡しました。ヤギは、ギターをひきながら、こんな歌をうたいました。

山羊清楚地知道“美味的肉”指的是什麼,雖然吃了一驚,但卻冷靜地對獅子說:

“獅子先生,彈的真好呀。能讓我也弾彈嗎?”

獅子非常高興,把吉他遞給了山羊。山羊一邊彈一邊唱起了這樣的歌。

♪ きのう殺した 1萬匹のライオン 今日は何匹殺そうか

♪ 昨天干掉了1萬頭獅子 今天干掉幾頭呢?

これを聞いて、ライオンはびっくりしました。そして、奧さんを呼ぶと「おい、たきぎを取ってこい!」奧さんは、雨の中をたきぎ取りとはと驚きました。すると、ライオンは小さな聲で、奧さんに「帰ってくるな!」と、ヤギに聞えないように言いました。

獅子聞此大吃一驚。接著向即將回家的妻子高呼“喂,去砍點柴火回來!”,妻子對於在雨中砍柴表示吃驚。所以,獅子用他自以為山羊聽不見的音量小聲對妻子說“別回來!”

ヤギは、今度はもっと大きな聲で、♪ きのう殺した 1萬匹のライオン…… と、歌います。

ライオンは、今度は息子を呼びました。「森へ行って、お母さんを探して來い」そして、小さな聲で「帰ってくるな」とつけたしました。

山羊這次用更大的聲音唱 ♪ 昨天干掉了1萬頭獅子……。

獅子此次向兒子呼喊。“去森林裡找你老媽過來”, 接著小聲加了一句“別回來”。

ヤギは聞えないふりをして、さらにもっともっと大きな聲で、♪ きのう殺した 1萬匹のライオン…… と、歌います。

山羊裝作沒聽見,越發大聲的唱起來 ♪ 昨天干掉了1萬頭獅子......。

ライオンは、もうこわくて、いても立ってもいられません。

「ヤギさん、ちょっと、ウチのやつらを探してくるから、ゆっくり休んでくれたまえ」というが早いか、家から出て行きました。

獅子這時已經害怕的坐立不安了。

“山羊先生,我要出去找找老婆孩子,你先在這裡好好休息吧。”獅子撂下這句話就從家裡跑出去了。

ライオンがみえなくなったとたん、ヤギはギターを放り出して、いちもくさんに逃げ出しました。

山羊一看到獅子消失在視野之外就立即放下吉他一溜煙的逃跑了。

日本民間故事二:天狗的隱身蓑衣

むかしむかし、彥一(ひこいち)と言う、とてもかしこい子どもがいました。

在很久很久以前,有一個非常聰明的孩子,他的名字叫做彥一。

小さい頃から頭が良くて、ずいぶんととんちがきくのですが、大が付くほどの酒好きです。

他從小就很聰明,也相當機靈,就是嗜酒如命。

何しろ彥一の夢は、毎日たらふく酒を飲むことです。

總之一句話彥一的夢想就是每天喝酒喝到飽。

「酒が飲みてえな。何か、うまい知恵はないだろうか?」

“好想喝酒。有什麼好辦法不?”

考えているうちに、ふと、それをかぶると姿が消えるという、テングの隠れみのの事を思い出しました。

想著想著,他突然想起了一穿上就能隱形的天狗隱身蓑衣。

テングは村はずれの丘に、時々やって來るといいます。

聽說天狗會時不時地到村子旁邊的山丘去。

「よし、テングの隠れみのを手に入れて、酒をたらふく飲んでやろう」

“嗯,只要拿到天狗的隱身蓑衣,就能喝酒喝個飽了。”

彥一はさっそく、ごはんを炊くときに使う火吹き竹を持って、丘に來ました。

彥一立馬拿上煮飯時用的吹火竹棒到山丘那去了。

「やあ、こいつはええながめだ。大阪や京都が、手に取るように見える。見えるぞ」

“呀,這風景真心不錯。大阪和京都看上去觸手可及。”

そう言いながら、火吹き竹を望遠鏡のようにのぞいていると、鬆の木のそばから聲がしました。

正當彥一邊這麼說著,邊拿吹火竹棒當望遠鏡那樣眺望著,從松樹那有說話聲傳來。

「彥一、彥一。のぞいているのは、かまどの下の火を吹きおこす、ただの火吹き竹じゃろうが」

“彥一,彥一。你看的那不就是一根灶臺下面用來生火的吹火竹棒嘛”

聲はしますが、目には見えません。

只聞其聲,不見其人。

テングが、近くにいるのです。

那天狗就在附近。

「いいや、これは火吹き竹に似た、幹裡鏡じゃ。遠くの物が近くに見える、寶じゃ。おお、京の都の美しい姫がやってきなさったぞ。牛に引かせた車に、乗っておるわ」

“你錯了,雖然這看起來像吹火棒,其實這是千里鏡,是一個能看到遠處的寶貝。......哇,有京都的漂亮妹子正坐著牛車過來呢。”

「京の都の姫だと?彥一、ちょっとで良いから、わしにものぞかせてくれんか?」テングは、彥一のそばに來たようすです。

“你說京都的妹子彥一,一下下就好,讓我也看一下唄?”感覺天狗來到了彥一身邊,這樣說道。

「だめだめ。この千里鏡は、家の寶物。持って逃げられては、大変じゃ」

“不行不行。這個千里鏡是我家裡的寶貝。你拿著跑了那就糟糕了。”

そのとたん、目の前に大きなテングが姿を現しました。

彥一話音剛落,身材高大的天狗就出現在了眼前。

「大丈夫、逃げたりはせん。だけどそんなに心配なら、そのあいだ、わしの隠れみのをあずけておこう」

“沒事,我不會逃的。如果你還是擔心,那我看的時候把隱身蓑衣放你這好了。”

「うーん、それじゃ、ちょっとだけだぞ」

“嗯,好吧,只能看一下下哦。”

彥一はすばやく隠れみのを身につけると、さっと姿を消しました。

彥一一拿到隱身蓑衣就迅速穿上,隱去了身形。

テングは火吹き竹を目にあててみましたが、中はまっ暗で何もうつりません。

而另一邊天狗拿起吹火棒看了看,卻只看到一片黑暗。

「彥一め、だましたな!」と、気がついたときには、彥一の姿は影も形もありませんでした。

“彥一這傢伙,騙我!”天狗反應過來的時候,彥一已消失得無影無蹤。

隠れみのに身を包んだ彥一は、さっそく居酒屋にやって來ると、お客の橫に腰をかけて徳利のままグビグビとお酒を飲み始めました。

穿上隱身蓑衣的彥一立馬就去了居酒屋,坐到客人旁邊,拿起酒壺就咕嚕咕嚕開喝了。

それを見たお客は、ビックリして目を白黒させます。

看到的客人都是嚇得目瞪口呆。

「とっ、徳利が、ひとりでに浮き上がったぞ!」

“酒...酒壺自己飄起來了!!”

さて、たらふく飲んだ彥一は、ふらつく足で家に帰りました。

喝飽酒的彥一搖搖晃晃地回了家。

「うぃー。これは、便利な物を手に入れたわ。……ひっく」

“哦,這真是得到了好東西呀。....”

隠れみのさえあれば、いつでもどこでも好きな酒を飲む事ができます。

只要有了隱身蓑衣,隨時都能喝上喜歡的酒。

次の朝。

第二天早晨。

今日も、ただ酒を飲みに行こうと飛び起きた彥一は、大事にしまいこんだ隠れみのがどこにもない事に気がつきました。

為了喝酒早早爬起來的彥一卻發現怎麼都找不到昨兒個好好收起來的隱身蓑衣了。

「おーい、おっかあ。つづら(→衣服を入れるカゴ)の中にしまい込んだ、みのを知らんか?」

“喂,老媽,你有見過我收在箱子裡的那件蓑衣嗎?”

「ああ、あの汚いみのなら、かまどで燃やしたよ」

“你說那件髒得一塌糊塗的蓑衣啊,我放灶臺裡當柴火燒了。”

「な、なんだと!」

“啊什麼!!”

のぞきこんでみると、みのはすっかり燃えつきています。

跑去看的時候,蓑衣已經完全燒成灰了。

「あーぁ、なんて事だ。毎日、酒が飲めると思ったのに……」

“啊啊,怎麼會這樣。還想著每天都能喝到酒了...”

彥一はぶつくさいいながら灰をかき集めてみると、灰のついた手の指が見えなくなりました。

當彥一一邊碎碎念著,一邊把灰攏起來時,碰過灰的手指變不見了。

「ははーん。どうやら隠れみのの効き目は、灰になってもあるらしい」

“哈哈哈,貌似這隱身蓑衣變成灰了也還有效。”

體にぬってみると、灰をぬったところが透明になります。

他又試著塗在身上,發現只要沾到灰的地方就會變透明。

「よし、これで大丈夫だ。さっそく酒を飲みに行こう」

“嗯,這樣就行了。現在就去喝酒。”

町へ出かけた彥一は、さっそくお客のそばにすわると徳利の酒を橫取りしました。

上了街,彥一一坐到客人旁邊,就伸手過去奪過酒壺。

それを見たお客は、「わっ!」と、悲鳴をあげました。

看到這一幕的客人“哇~”的一聲大叫起來。

「み、みっ、見ろ。めっ、目玉が、わしの酒を飲んでいる!」

“看,看那。眼,眼珠在喝我的酒!”

隠れみのの灰を全身にぬったつもりでしたが、目玉にだけはぬっていなかったのです。

雖打算是全身都塗上隱身蓑衣的灰,就只剩眼珠沒有塗。

「化け物め、これをくらえ!」

“怪物!看招!”

お客はそばにあった水を、彥一にかけました。

“那客人拿過旁邊的水就潑到了彥一一身。”

バシャン!

嘩啦啦!

すると、どうでしょう。

這可如何是好。

體にぬった灰がみるみる落ちて、裸の彥一が姿を現したのです。

眼看著塗在身上的灰全都掉了,彥一裸著身子出現在那裡。

「あっ! てめえは、彥一だな! こいつめ、ぶんなぐってやる!」

“啊,是彥一!你這傢伙,非打死你不可!”

「わっ、悪かった、許してくれー!」

“啊,我錯了。饒了我吧。”

彥一はそういって、素っ裸のまま逃げ帰ったという事です。

彥一扔下這句話就這麼裸著逃走了。

おしまい

日本民間故事三:狐狸小姐

むかしむかし、仁和寺の東にある高陽川のほとりに、夕暮れ時になると可愛い少女に化けたキツネが現われて、馬で京に向かう人に聲をかけるという噂がたちました。

傳說在很久很久以前,在仁和寺東邊的高陽川邊,一到日暮,狐狸就會幻化成可愛的少女跟騎馬進京的人搭訕。

「どうぞ、私をお連れ下さいませ」そう言って馬に乗せてもらうのですが、すぐに姿を消して乗せてもらった人をびっくりさせると言うのです。

“請帶上我吧。”然後等坐上馬車之後,就立馬消失,嚇唬那些搭載她的人。

ある日、一人の若者が馬でその場所を通りかかりました。

有一天,有一年輕人騎馬經過那。

そこへいつもの様に少女ギツネが現われて、若者に聲をかけました。

狐狸小姐如常地出現,並跟年輕人搭話了。

「そこのお馬の人。私をあなたさまの後ろへ、乗せてはいただけませんでしょうか?」

“騎馬的朋友,不知可否載我一程?”

「ああっ、いいですよ。」

“啊,當然可以。”

若者はこころよく引き受けると、その少女を自分の馬に乗せてあげました。

年輕人愉快地答應了,讓那個少女騎到了自己的馬背上。

そして何と、すでに用意していたひもを取り出すと、その少女を馬の鞍にしばりつけてしまったのです。

然後迅速拿出事先準備好的繩子,把少女綁在了馬鞍上。

「これで逃げられまい」

“這樣就逃不掉了。”

実はこの若者、その少女がキツネだという事を仲間から聞いて知っていたのです。そしてそのいたずらギツネを捕まえようと、ここにやって來たのでした。

其實呢,這個年輕人已經從朋友那裡聽說了這個狐狸小姐的故事。特意來此抓這隻調皮搗蛋的小狐狸。

少女ギツネを捕まえた若者は、仲間の待つ土御門へと急ぎました。

年輕人抓住了狐狸小姐之後,就急急趕往與朋友約定的土御門。

若者の仲間は、たき火を囲んで待っていました。

年輕人的朋友正圍著篝火等著呢。

「おお、約束通りキツネを捕まえてきたぞ。逃げられないように、みんなで取り囲んでくれ。」

“喂,我按照約定把狐狸給抓來了。大家圍著吧,免得讓她給逃了。”

仲間たちが周りを取り囲んだのを見ると、若者は少女ギツネをしばっているひもを解いて放してやりました。

年輕人看到朋友們把狐狸給團團圍住了,就解開了綁著的繩子。

しかしそのとたん、キツネも仲間のみんなも、すーっと消えてしまったのです。

但就在這時,狐狸和朋友們都嗖的一聲消失了。

「なに!……しまった!あの仲間は本物ではなく、キツネが化けた物だったのか!」

“怎麼會!……糟了!剛剛的不是我朋友,是狐狸幻化而成的!”

若者はじだんだをふんでくやしがりましたが、でも數日後、再び少女ギツネを捕まえたのです。

年輕人是捶胸頓足,後悔不已。而幾天之後,他又再次抓住了狐狸小姐。

若者は、キツネに化かされないためのおまじないにまゆ毛につばをつけると、注意しながら本當の仲間の所へ行きました。

為了能不再被狐狸欺騙,年輕人在眉毛上塗了口水,十分小心地到真正的朋友那裡去了。

そして仲間と一緒に、さんざん少女ギツネをこらしめてから放してやりました。

然後跟朋友一起好好地教訓了狐狸小姐一通之後,把她放走了。

それからしばらくたって、若者はその少女ギツネの事が妙に気にかかり、高陽川のほとりまで様子を見に行きました。

那之後不久,年輕人對狐狸小姐的事莫名地在意起來,就去高陽川邊去看了看。

するとやはり、あの少女ギツネが現われました。でも著物は薄汚れていて、顔色もよくありません。

狐狸小姐果然出現了。狐狸小姐的和服有點髒,而且臉色也不好。

若者は、少女ギツネにやさしく聲をかけました。「この前は、少しやりすぎたようだ。今日は何もしないから、京まで乗せていってやろう。」

年輕人就很輕柔地跟狐狸小姐說。“我之前好像做得有些過分了。今天什麼都不會做,讓我載你去京都吧。”

すると少女ギツネは、悲しそうな目で若者を見ると、「どんなに乗せてもらいたくても、またこの前の様に、こらしめられるのは怖いから、いやや。」

而狐狸小姐只是用悲傷的眼神看著年輕人,說:“雖然我很想乘,但是我害怕又像之前一樣被你們教訓一通,還是不要了。”

と、言って姿を消して、二度と現われる事はなかったそうです。

話音剛落,就消失了,從此再也沒有出現了。

おしまい

中國民間流傳了很多傳說故事,其他國家民間也有不少傳說故事,比如日本。下面本站小編為大家整理了日本民間故事,歡迎大家閱讀。

日本民間故事一:山羊與獅子

ある日、ヤギが夕立にあって、ずぶぬれになってしまいました。ライオンが窓から、ずぶぬれのヤギを見て「私の家で、雨やどりをしたまえ」と、聲をかけました。ヤギは感謝して、ライオンの家へ入りました。

某日,山羊遇到驟雨,全身都溼透了。獅子從自家窗戶見到了被淋溼的山羊,向她招呼道“到我家避避雨吧”。山羊十分感謝獅子,進了他的家門。

ライオンは「ヤギ君、そこへお座りよ。雨やどりの間、ギターをひいてあげよう」と、ギターの伴奏にあわせて、歌いだしました。

獅子說:“山羊君,請坐到這張椅子上吧。趁你在我這兒避雨的功夫,我給你彈吉他吧”,獅子合著吉他的伴奏唱了起來。

♪ 雨の降る日は 家にいて おいしい肉のおいでを待つのさ……

♪ 下雨的日子,來到了我家,美味的肉自己送上門啦......

ヤギは、「おいしい肉」が何なのかわかって、ビックリしましたが、落ちついて言いました。

「ライオンさん、とてもお上手ですね。私にもちょっと、ギターをひかせてくれませんか」

ライオンは上きげんで、ヤギにギターを渡しました。ヤギは、ギターをひきながら、こんな歌をうたいました。

山羊清楚地知道“美味的肉”指的是什麼,雖然吃了一驚,但卻冷靜地對獅子說:

“獅子先生,彈的真好呀。能讓我也弾彈嗎?”

獅子非常高興,把吉他遞給了山羊。山羊一邊彈一邊唱起了這樣的歌。

♪ きのう殺した 1萬匹のライオン 今日は何匹殺そうか

♪ 昨天干掉了1萬頭獅子 今天干掉幾頭呢?

これを聞いて、ライオンはびっくりしました。そして、奧さんを呼ぶと「おい、たきぎを取ってこい!」奧さんは、雨の中をたきぎ取りとはと驚きました。すると、ライオンは小さな聲で、奧さんに「帰ってくるな!」と、ヤギに聞えないように言いました。

獅子聞此大吃一驚。接著向即將回家的妻子高呼“喂,去砍點柴火回來!”,妻子對於在雨中砍柴表示吃驚。所以,獅子用他自以為山羊聽不見的音量小聲對妻子說“別回來!”

ヤギは、今度はもっと大きな聲で、♪ きのう殺した 1萬匹のライオン…… と、歌います。

ライオンは、今度は息子を呼びました。「森へ行って、お母さんを探して來い」そして、小さな聲で「帰ってくるな」とつけたしました。

山羊這次用更大的聲音唱 ♪ 昨天干掉了1萬頭獅子……。

獅子此次向兒子呼喊。“去森林裡找你老媽過來”, 接著小聲加了一句“別回來”。

ヤギは聞えないふりをして、さらにもっともっと大きな聲で、♪ きのう殺した 1萬匹のライオン…… と、歌います。

山羊裝作沒聽見,越發大聲的唱起來 ♪ 昨天干掉了1萬頭獅子......。

ライオンは、もうこわくて、いても立ってもいられません。

「ヤギさん、ちょっと、ウチのやつらを探してくるから、ゆっくり休んでくれたまえ」というが早いか、家から出て行きました。

獅子這時已經害怕的坐立不安了。

“山羊先生,我要出去找找老婆孩子,你先在這裡好好休息吧。”獅子撂下這句話就從家裡跑出去了。

ライオンがみえなくなったとたん、ヤギはギターを放り出して、いちもくさんに逃げ出しました。

山羊一看到獅子消失在視野之外就立即放下吉他一溜煙的逃跑了。

日本民間故事二:天狗的隱身蓑衣

むかしむかし、彥一(ひこいち)と言う、とてもかしこい子どもがいました。

在很久很久以前,有一個非常聰明的孩子,他的名字叫做彥一。

小さい頃から頭が良くて、ずいぶんととんちがきくのですが、大が付くほどの酒好きです。

他從小就很聰明,也相當機靈,就是嗜酒如命。

何しろ彥一の夢は、毎日たらふく酒を飲むことです。

總之一句話彥一的夢想就是每天喝酒喝到飽。

「酒が飲みてえな。何か、うまい知恵はないだろうか?」

“好想喝酒。有什麼好辦法不?”

考えているうちに、ふと、それをかぶると姿が消えるという、テングの隠れみのの事を思い出しました。

想著想著,他突然想起了一穿上就能隱形的天狗隱身蓑衣。

テングは村はずれの丘に、時々やって來るといいます。

聽說天狗會時不時地到村子旁邊的山丘去。

「よし、テングの隠れみのを手に入れて、酒をたらふく飲んでやろう」

“嗯,只要拿到天狗的隱身蓑衣,就能喝酒喝個飽了。”

彥一はさっそく、ごはんを炊くときに使う火吹き竹を持って、丘に來ました。

彥一立馬拿上煮飯時用的吹火竹棒到山丘那去了。

「やあ、こいつはええながめだ。大阪や京都が、手に取るように見える。見えるぞ」

“呀,這風景真心不錯。大阪和京都看上去觸手可及。”

そう言いながら、火吹き竹を望遠鏡のようにのぞいていると、鬆の木のそばから聲がしました。

正當彥一邊這麼說著,邊拿吹火竹棒當望遠鏡那樣眺望著,從松樹那有說話聲傳來。

「彥一、彥一。のぞいているのは、かまどの下の火を吹きおこす、ただの火吹き竹じゃろうが」

“彥一,彥一。你看的那不就是一根灶臺下面用來生火的吹火竹棒嘛”

聲はしますが、目には見えません。

只聞其聲,不見其人。

テングが、近くにいるのです。

那天狗就在附近。

「いいや、これは火吹き竹に似た、幹裡鏡じゃ。遠くの物が近くに見える、寶じゃ。おお、京の都の美しい姫がやってきなさったぞ。牛に引かせた車に、乗っておるわ」

“你錯了,雖然這看起來像吹火棒,其實這是千里鏡,是一個能看到遠處的寶貝。......哇,有京都的漂亮妹子正坐著牛車過來呢。”

「京の都の姫だと?彥一、ちょっとで良いから、わしにものぞかせてくれんか?」テングは、彥一のそばに來たようすです。

“你說京都的妹子彥一,一下下就好,讓我也看一下唄?”感覺天狗來到了彥一身邊,這樣說道。

「だめだめ。この千里鏡は、家の寶物。持って逃げられては、大変じゃ」

“不行不行。這個千里鏡是我家裡的寶貝。你拿著跑了那就糟糕了。”

そのとたん、目の前に大きなテングが姿を現しました。

彥一話音剛落,身材高大的天狗就出現在了眼前。

「大丈夫、逃げたりはせん。だけどそんなに心配なら、そのあいだ、わしの隠れみのをあずけておこう」

“沒事,我不會逃的。如果你還是擔心,那我看的時候把隱身蓑衣放你這好了。”

「うーん、それじゃ、ちょっとだけだぞ」

“嗯,好吧,只能看一下下哦。”

彥一はすばやく隠れみのを身につけると、さっと姿を消しました。

彥一一拿到隱身蓑衣就迅速穿上,隱去了身形。

テングは火吹き竹を目にあててみましたが、中はまっ暗で何もうつりません。

而另一邊天狗拿起吹火棒看了看,卻只看到一片黑暗。

「彥一め、だましたな!」と、気がついたときには、彥一の姿は影も形もありませんでした。

“彥一這傢伙,騙我!”天狗反應過來的時候,彥一已消失得無影無蹤。